信用取引を始める前に知っておきたい「追証」につて学ぶ!

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ここでは、信用取引を行う前に知っておきたい「追証」について確認していきます。

追証について余り詳しくない方は、是非こちらの内容をご覧になって頂き参考にして頂ければと思います。

追証とは?

追証とは、委託保証金を追加投入しなければいけない状態のことです。

委託保証金は、株式投資を行う際に自身を証明するものとして金融商品取引業者へ担保として差し出す現金のことで、追証によって更に差し出す必要性が出てきてしまいます。

追証の発生は、買い注文・売り注文による銘柄の含み損と、保有株の値下がりなどにより委託保証金の維持率が限度ラインを下回ることが条件です。

追証による追加の資金追加を回避するためにも、株式投資を始めるまえに追証をしっかりと確認しておくことが大切です。

託保証金の維持率限度ラインと求め方

託保証金の維持率限度ラインは、それぞれの証券会社ごとに設定が異なります。

そのため、利用される会社の設定内容を事前にチェックしておくようにしましょう。

一方で、委託保証金維持率については計算によって求められることが可能です。

委託保証金維持率は、( 委託保証金 - 建玉評価損 )/建玉総額×100」として算出します。

(POINT)100万円の委託保証金を差出し済みの状況で保証金維持率の最低ラインが15.0%で設定されていた場合で確認していきます。

A銘柄を400万円で買い注文した後に株価が値下がりし、40万円の含み損を出した際にの状態は以下のよるに計算していきます。 

( 100万 - 40万) ÷ 400万 × 100 = 15.0%

※因みに諸費用等については、ここでは含めておりません。

つまり、現状は15.0%のラインを下回る状態になるため、追証が発生することとなり保証金を入金する必要が出てきてしまうと言う訳です。

追証を起こささないための方法とは?

追証を起こささないための方法として、4つの方法を紹介していきます。

その方法とは、以下の4つになります。

  • 保証金の内訳として現金も入れておく
  • レバレッジへの設定を抑える
  • 自分自身のルール・規則を決める

1つずつ紹介していきます。

保証金の内訳として現金も入れておく

追証を起こささないための方法の1つ目は、保証金の内訳として現金も入れておくことです。

現物株について担保とした際には、株価が下がると価値も同時に下がってしまい結果的に委託保証金維持率が最低ラインを割ってしまう恐れがあります。

そのために保証金の内訳として現金も一緒に入れておくと良いでしょう。

レバレッジへの設定を抑える

追証を起こささないための方法の2つ目は、レバレッジに掛ける倍率設定を抑えると言うことです。

例えば、普段からレバレッジ設定を3倍にしている場合には、評価損が10%であったとしても追証が生じてきてしまう危険性があります。

そのため、日頃のレバレッジ設定に対してなるべく低く抑えることで委託保証金維持率が上がり、追証を防ぐことが出来ます。

無理ないレバレッジ設定から取引をされていくことが良いでしょう。

自分自身のルール・規則を決める

取引をする際には、予め自分自身のルールや規則を決めた上で行うことが大切です。

例えば、強制ロスカットをされそうなラインを予め見極めておき、そのラインに達しそうな場面が訪れたら、早めに損切りを行うと言ったルールーなどが挙げられます。

他にも、、逆指値をはじめから利用して「決めた価格まで上昇したら買う」、「決めた価格まで下落したら売る」と言った損切りラインを設定し、自動で損切りを行うといった方法も考えられます。

特に逆指値を使うことでポジションの管理を取り行うことは、追証の発生を回避していくのに適した方法としておすすめです。

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